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2011'08.29.Mon

今日は短め。というのも、一回落ちてしまって記事がおじゃんになったから。あしからず。

出張終わったぞ!!

いや嬉しい。
これで毎日自分の布団で眠れるわけです。
これで失っていた皆さんからの信頼も取り戻せるわけです。
イヤッホゥ!

そういえば今日、ハチに刺されました。
クマバチ?ですかね、アイツは。
刺された瞬間はとてつもなく痛かったですが、今はなんともありません。
アイツ、毒とか無いのかな・・・?

※ 久しぶりに書いてみました。追記からどうぞ。
なまくら刃

 彼はいつでもぺこぺこしている人間だった。
この世の中、何十億人と言う人間がいるけれど、彼ほど下手に回った、腰の低い十代は居ないだろう。
彼は名を下崎といった。名前からしてすでに「下」の字が入っている。これは筋金入りだ。
今日はそんな下崎の話をしていきたいと思う。なかなか退屈だとは思うが、「こんな人間もいるんだ」という姿勢で読んでもらえれば、それなりに楽しめるかと思う。

その日、彼は寝坊を起こし、朝から顔を真っ青にさせて家を出た。家族には怒られ、朝食も摂らず、それでも彼は眠い目をこすりながら学校へと向かった。
校門の前まで行くと、生徒指導部に所属している屈強な教師たちが、腕組みをして遅れてくる彼ににらみを利かせていた。
「すいません、寝坊しまして・・・・・・」彼は右手を後頭部に回し、ぺこぺこと謝った。漫画などでサラリーマンが謝るときに取る姿勢、と考えてもらうと分かりやすいかもしれない。とにかく傍から見れば媚を売っているような、あまり気分の良くない情景だった。
「ふん、まあお前は今年初めてだからな。許してやろう。ただし二度目は無いぞ」教師は無駄に脅しをかけるように、ふんぞりかえってそう言った。彼は玄関まで歩いていき、教師たちの視界から消えてしまうまで、さきほどの姿勢を取っていた。私に言わせれば滑稽極まりなかった。
 ようやく教室に入った彼は、すでにホームルームが始まっていることに焦り、急いで席に着いた。担任はなにも言わずに今日の授業の流れを説明していたが、彼にとっては気が気でなかったようである。
担任が出ていくと、彼はようやく胸をなでおろしたらしかった。自分の席から離れ、特に仲の良い友人の席までつかつかと歩いて行った。
「珍しいな。お前が遅刻って」彼は名を本山といい、下崎とは中学校からの付き合いだった。
「いや本当にどうしようかと思った」彼はそう言って頭を掻いた。その時に初めてひどい寝癖に気づいたらしく、あわててトイレの方まで走って行った。
 数分して彼が教室に戻ると、本山は机に突っ伏して寝ていた。彼は一瞬困ったような表情をして、起こすか起こすまいか、迷っているようなしぐさを見せた。
なんということだ。私は思った。本山にでさえ、中学校時代からの親友にでさえ、下手にまわっている。いや、これはもう下手というレベルを超えて、臆病。起こしたいなら起こせばよいのに、彼は本山の近くの空いていた座席にどっかと腰をおろし、そのまま頬杖をついて明後日の方向を見つめてしまった。
別に起こしたからといって、どうということはない。「なんだよ」とは言われるかもしれないが、それの何が恐ろしいのか。それとも、単に起こすと気まずい雰囲気になるから、嫌なのか。私はいろいろと考えてみたが、彼の心理にはたどりつけそうもなかった。

数学の授業が始まり、教室の皆はのそのそと自分の席へと戻った。彼も頬杖をついていた右手をぱっと離し、本山に一瞥もくれることなく自分の座席へと戻った。
授業が始まってから数分、突然、教師が彼の名を呼んだ。黒板には小難しい記号や、さまざまな数字が並んでいる。
教師はチョークで黒板をコツコツと叩いている。どうやら解いてみろ、と言っているらしい。
彼はすっくと立ち上がって、さも自信ありげに、黒板の前に立った。そうして教師からチョークを受け取り、スラスラと・・・・・・。書いていたはずが、彼は突然手を止め、考えるようなしぐさを始めた。どうやら解けないらしい。
彼はちらちらと教師の顔色をうかがっている。別に答えられなかったからとて、教師が激昂するわけでもない。少し恥をかくことはあるだろうが、学校とはそういう場所だ、と私は思った。
分かりません、と言うのも怖い。間違った答えを書くのも怖い。彼はそんなジレンマの中で一人悶々としているようだった。やがて、やけくそのようにチョークを動かし、とりあえず答えを出した。
「ううん、違いますね」教師はそう言って、赤いチョークで間違ったところを修正しはじめた。彼はというとうつむいたまま、教科書に目を落としていた。それほど落ち込むことでもなかろうに・・・・・・。
 
こういう風に、彼は誰に対しても強気に出ることができない性格だった。私に言わせれば臆病。を通り越して卑屈。
私はこのように彼を批判することができるが、彼は誰かを批判するということができない。たとえその相手がひどいエゴイストで道徳心の欠片もないような人物でも、批判することができない。
人は誰でも『斬』の性質を持っている、と私は考えている。つまりは攻撃性。誰かを批判したり、罵ったりする性質。
彼はそれがまったく欠如している。言うならばなまくら。

さて、今回は下崎という一人の少年について書いてみたが、特にこれといった理由は無い。ただ単に、個人的に彼に興味を持ったからである。ここに哲学も倫理もあったものじゃない。
妙に説教くさい締め方になってしまったが、だんだんと書く手が疲れてきたのでここで終わりとする。
ではまた。
なんか変、ですよね。
執筆者がそのまま、登場人物についてあれこれ語る、という方法をとってみたのですが・・・。
失敗だったかなこれは。

よかったら批評、お願いします。
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