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2011'09.14.Wed

祖父

今日もちょっと思いで話でもしましょう。
いろいろとあるんですよ。


私の祖父の話になります。
祖父は私が小学校六年の時に白血病で死んでしまいました。
もう、真っ白になって。ちらっと見ただけで、「ああ、もうじいちゃんは死んだんだな」って分かりました。
父も母も私も泣いてました。

そうして時は流れ、高校二年の春。
私は学校を追い出されました。
数日経って、私は退学届を出すために学校へ行きました。
本当に、なにも考えられませんでした、あの時は。
「ああ、もうついにここまで来てしまった」
そんな思いでいたと思います。

私は学校へ真っすぐ寄ることはせず、少し早めに家を出て、祖父の墓へ行きました。
灯台のすぐ近くにある墓地。そこに立派に構えた祖父の墓。
私は自転車から降りて、片手に退学届を持って祖父の墓の前に立ちました。
そっと墓の前に退学届を置き、屈んで合掌しました。
立ちあがったその時、ひゅうっと小さく風が吹いたんです。
そう、ちょうど紙一枚を飛ばすくらいの小さな風が。
その風で墓の前に置いてあった退学届は横に飛ばされてしまいました。

この時、私は直感したんです。
祖父は怒っているんだなと。
「どのツラを下げてこれを持って来たんだ」と。
なんとも言えない気持でしたね。
ただ、謝ることしかできませんでした。

実は私の父も、昔私と同じ高校へ通っていたんです。
そうして私と同じように学校を追い出されてしまったんです。
息子、孫、二人そろって同じ学校を退学。
これは祖父にとっては相当辛いことだったと思います。

私は飛ばされた退学届を拾って、静かに泣きました。
情けなくて。自分の置かれている立場を知って。
その日は本当にいい天気で、快晴だった事をはっきり記憶しています。

詰将棋を教えてくれた祖父。
いつも飲んだくれては酔っ払い、祖母に怒られていた祖父。
釣りが趣味で、私にもいつかアユ釣りを教えてやると約束してくれた祖父。

思い出すたび、泣きたくなります。






今の私を見てくれていますか?
ほんの少しは成長しました。
いつか自力でアユ釣りを覚えてみせます。
本将棋も自力で覚えてみせます。





だからずっと見ていてください。

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