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2011'06.07.Tue

暑い日、仕事、金沢百景

昨日の日記は適当すぎましたね。
ちょっと反省してます。

ところでみなさん、『祭』、お好きですか?
ここ、金沢では毎年、この時期になると(今はもう終わってしまいましたが)『加賀百万石まつり』というものが開催されます。
昔、加賀藩が百万石をどうしたこうしたとかで、それを祝う祭りらしいです。
まぁ、ちょっとした有名人なんかを呼んだりして、結構盛り上がるわけです。田舎のくせに。

そのほか、ちょこちょこと小さな祭りが、夏に集中して開催されています。
屋台なんかも並んでいますが、値段が高いし店のおっちゃんも怖いし・・・。
小学生の頃なんかは、ばあちゃんから小遣いをもらって、くだらないガラクタを買って遊んだりしていましたけどね。
今は家の中で祭りの太鼓の音や人の声を聞いているほうが楽しいです。
祭りの中に入ってしまうより、一歩引いてそれを眺めてる方が、私には合ってるんですね。

・・・都会って、祭りとかあるのかなあ。
大きな祭りは知ってるけど、小さくてマイナーな祭りなんかは知らないなあ。

東京とか大阪とか京都とか、どんな祭りしてんだろ?
14
各人。

●記憶の跡地(14)

私は教室が異常に静かなことを感じて、ふと子供たちに目を戻した。彼らはまるで何かを訴えるかのように、一斉にこちらを見ていた。
私はすべてを見破られたような気がして、恐怖を感じた。子供たちの純粋な目が、今の今、はっきりとした憎しみの感情を帯びているように感じた。
「先生」一人の男の子がそう言い、立ち上がった。
「あの、みんな、終わったみたいです」男の子はそう言うと、一人だけ立ち上がっていることに赤面しながら、ゆっくりと椅子に座った。
「あ、ああ。ええっと」私は近くに座っていた子の手元を覗き込んだ。それは自分でもびっくりするぐらい問題数の少ないプリントで、五分もあれば終わってしまいそうなものだった。
 私は自分にちょっとした失望を覚えて、「もうちょっと難しいの持ってくるね」と言い、教室を後にした。
 外は雨があがり、廊下の窓から見える校庭には、水たまりがいくつもあった。ところどころ錆ついた遊具や、放置されたサッカーボールが、雨を受けてきらきらと光っていた。
私はさっきに比べて、ずいぶんと落ち着きを取り戻していた。もう胸と喉の間に鉛を詰められたような感覚は消えていたし、体も思うように動くようになっていた。
体が楽になると、不思議と考え方も前向きになってきた。脳が冴えわたり、すべての出来事に対して、一歩引いた見方ができるようになっていた。
職員室に入り、プリントの束から必要な枚数を抜き出しているとき、私の頭の中で、ひとつのアイデアが光った。
まだ時間はあるのだし、いじめについての学習でもしてみようか。
思えば今まで、学活や総合学習の時間で、ビデオを見せたりプリントを配ったりしたことはあるが、私自信の口から『いじめ』について話したことは無い。いつもそれらは義務のようなもので、私はただ事務的にそれを行っているにすぎなかった。
私は抜き出したプリントを元に戻して、何も持たずに職員室を出た。何も握っていない手が妙に冷たく、さびしく思えて、私は次第に緊張していった。
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